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月が綺麗だった。

2015.06.04 02:27|ゴミ箱
今日は雨が降ったからか夏に向かって暑くなって行く中、どこか肌寒い日だった。
バイトも無く、自堕落に過ごした時間を心でだけ悔やみつつ、遅々と布団に潜り込もうと電気を消したときに違和感を覚えた。
窓の外がとても明るいのだ。
また弟が電気を消さずに寝入ってしまったのか、やれやれ。とおもいつ消しにいってみるも既に消されている。
思えばずいぶんと前に寝入った弟へ小言を言いつつ消したのであった。忘れていた自分へ軽く苦笑をして部屋に戻るとまだ外は明るい。
はてこの光はなんじゃろな、まさか月の光ではあるまいか。今日は満月であったのかもしれない。そうならば、ここまで明るいのだからそれは素晴らしいものであるに違いない。と思い下着姿のまま音をたてぬよう階段を降り、寒々しい廊下を抜け、カチャリと音をたてて鍵を空け、扉を開け放った。
はたしてそこには美しい満月が静々としかし力強く光を放っていた。寒さも忘れ、ぼうっとしばらく眺めていたが、現代人の性、つまり顔を出し美しい彼女を是非写真に残しておきたい!という気持ちが芽生えたのだ。
そこで私は改めて寒さに身震いをし、扉をしめ、鍵はかけず(またすぐに戻るのだから当然だ)に、廊下を抜け、階段を少々荒々しく上り、枕元の携帯をひっつかむとまるでもうすぐにでもあの光景が消えてしまう!とでもいうように慌てて戻っていった。
そうして玄関先へ飛び出した私に、彼女は消えてしまうなどということはなく、美しく微笑んでいた。
私は携帯のカメラを起動し、彼女を写そうとするがどうにも上手く撮れない。
どうにもぼんやりとした光しか写らないのだ。
どうしようもなく肩を落とし、せめて心の中にでも写しておこうと思い眺めていたがはたと思い付いた。
折角なのだこの感動を忘れぬうちに文章にしてみてはどうだろうかと。
我ながらよい思い付きだと思った。稚拙ながら文章を書いては消しを繰り返し、それでも物語を作る力がなくどこにも発表出来ないなんて馬鹿馬鹿しいことをしているのだ。今夜限りでもいい、この感動を書ききろう。そう思いここまで書き記してきた。いつか後悔して恥ずかしくて死にたくなるかもしれない。
それでも今夜の月は綺麗だった。
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